迎える春に
ひだかたけし

寄せ来る冬波の
滔々と

 、

淀み振り落とし
迎える春に 

   、

洗い流された骨組みのみ輝いて

     弾ける蕾
   生の熱源 発火し
  時間を超えて貫かれる
 唸り流れ在る次元を刻む

因果の壁突き抜ける目的の聖杯

迎える春に
黄金の光波と為り

弾ける笑いを注ぐ 、 注ぐ








自由詩 迎える春に Copyright ひだかたけし 2024-03-19 17:07:48
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