、ぐるぐる巡る
アラガイs


 ,234、ねえ昔は一歩遅れて裏口からついて行くのが審美眼みたいに重宝されて、今では同時にスタートして、いいや、1、231、231、と先にフライングしても許される時代なんだから、置いていかれること、自覚してますよ。堂々巡りだね。自分一人で清まして気どって真実情けないほど堪えて笑うふりをしてるのさ。空が廻るよ。宙をぐるぐると駆け巡るのは、234、酔ってるな。 ねえ知ってるかい、アルミのトンボは銀の羽、宇宙に輝く天の川の銀色さ。こんなケトルな話しを閉店間際の片隅でちびちび飲みながら君とやり取りしてる間にも、Gazaの市民たちは16分音符で時に腰掛けて座ってる。逃げ回っていても永遠に時の鐘は鳴らないけどね。さあ、もう時間かな、.234、よっと、あたまがぐるぐるするなる。帰ろう、家まで4分音符でね。




自由詩 、ぐるぐる巡る Copyright アラガイs 2024-03-17 00:02:41
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