鏡像 【改訂】
リリー

 
  序章 「橋」


  瀬田川に架かる鉄橋に軋む音。光の帯は今を、過ぎた。
  友人の引っ越し祝いで新居を訪問した帰り、瀬田唐橋の欄干から眺める
 そこに拡がるものは、時の流れすら呑み込んでしまいそうな濃藍の川面。
 波は無く、岸の夜景も鏡像かも知れない。この先に、湖はあるのか?

  数日前に友人からの電話で聞いた話は、苦い余韻を私の胸に留めていた。
 「この間……面会に行ったら、私のこと分からんかったわ。一緒に暮らして
 た時は、そんな事なかったのに。口も達者やったのに! 施設へ入るとな
 ……どうしても」
 JRの駅前で家賃七万円のマンションを売却し、二人暮らしだった母親には、
 ケアマネージャーとも相談して在宅介護から認知症高齢者を対象とする小規
 模なグループホームへ入所してもらう事に踏み切ったのだ。

  橋の歩道で左側をすれ違って行く数台のヘッドライト。学生だった時、一
 人親の母を病で亡くし現在も独居の私には、かつて就職したことのあった某、
 養護老人ホームでの遠い記憶が、この時脳裏に浮かんできた。その敷地内に
 植っていた一本の桜木を
 「ああっ!」
 と、驚喜の声をあげ見つめた日の自分を今も、忘れずにいるのだ。



  第一章 「メモワール①」


  路面に陽は差しながらも青ざめて乾いた風の吹く朝。首をスヌードへすく
 める私の耳に響いたクラクションで振り返ると、広い車道から縁石へ寄せて
 来る赤い4WDのコンパクトカー。
 「あだちぃ、おはよ! 乗ってき!」
 運転席の開いた窓から、出勤途中に呼び掛けてくれる木崎さん。
 「おはようございます! ありがとう」
 彼女は同じ職場で四歳年上の先輩である。
 「何や、あんた、その鞄。登山行くみたいやで」
 「いえ着替えが入ってるんですよぉ」
 「入浴介助の中当番か?」
 「そうそう」
 私のリュックが、パンパンなのを納得してくれた。二人は、琵琶湖を一望で
 きる高台に建つ高齢福祉施設「××老人ホーム」の従業員。平成十二年四月か
 ら始まった介護保険制度の以前に、施設で働いていた私達は、専門知識を修
 得し現在の国家資格を取得する職員とは違って、当時「寮母」と呼ばれてい
 たのだ。
  私より半年早い入社の木崎さんは、お互いにシフトが日勤だと同じ地元の
 私を路上で見つけて拾ってくれる。

  更衣室で、隣り合うロッカーの木崎さんは声をひそめる。
 「あだちぃ、今日もそれぇ……パジャマやんか」
 「何言うてはるんですか! 人聞き悪いなあ。れっきとしたトレーナーで
 すって」
  目で笑い返す私へ、彼女のこもった笑いに歪む口元。
 「あたしの目には分かる! あんた、いつなったらパジャマ脱いで出勤する
 んや?」
 「いや、だからあ……。春なったら、ですよ」
  着替えを済ませた私達は、朝礼の始まる会議室へ向かう。パイプ椅子に座
 ると、冷え症な私の履くスキー用靴下は人目を引く。
 「その足、……フランスパンみたいなったあるやん。ナーススニーカーはち切
 れそうやで」 
 「だって、……さぶいんやもん」

  朝礼では新館、旧館、病室の各棟の専属職員が、宿直者からの申し送り事
 項を確認する。所長、次長、生活指導員、看護師、栄養士さんから連絡注意
 事項の伝達後、皆が一礼し解散となる。
  会議室からゾロゾロと担当の棟へ向かう職員。私も、朝のミーティングが
 行なわれる旧館の寮母室へ急ぐ。途中、外廊下で食堂ホールに面した中庭の
 芝生が、時雨で濡れ始めていた。

 「寮母さん、寮母さん」
  ミーティングの後、入居者の米田さんを伴いタクシーに飛び乗って間も無
 く、後部座席でフロントガラスに揺れるワイパーの雨しずくを見ているうち
 眠りこてしまった。
 「もう着くで」
 私の肩を叩き、起こしてくれた彼女は筋ジストロフィーの初期症状で月に二
 度通院している。総合病院への付添業務は、予約受診でも午前中いっぱいか
 かってしまう。
 「あんた、疲れてるんやなぁ。かわいそうに」
 「ありがとう。近ごろ眠れへんのです」
 どっちが介助されているのか、分からない。
  老人ホームの午前の日課は、館内清掃と洗濯。入社三年目で腰椎椎間板症
 を患い、広いお便所掃除や長い廊下のモップ掛けは、きつい労働になってし
 まっていた。米田さんと施設からエスケープ出来る時は、私にとって安らぎ
 だった。
  米田さんには日頃から身辺へ目配りが必要で、昨日も廊下にいて他の入居
 者さんと談笑する彼女を捕まえる副主任。
 「ちょっと米田さん、洗濯場にバケツ放りっぱなし! バケツん中で、洗濯
 物乾いたあるやないのっ」
 「あ、忘れてたわあ! 干しといて」
 「何言うてんの! 自分でちゃんと干しなさいよ」

  病院から還ると
 「お疲れさん! 早く、昼食済ませて入浴の誘導頼むで」
 五十代でベテランの通称「チーママ」が、待ち構えていたかの様に通る声を
 投げてきた。昼食後の寮母室は、曜日毎に各棟の入居者達が入浴する午後の
 カリキュラムで、すでに慌ただしい。
  風呂場で洗髪や身体を洗う介助の当番だった私は、大浴場へ向かう前に
 こっそりと、膝が悪いため一階に住まう上野さんを訪ねる。
 「上野さん、こんにちは。ちょっとお邪魔してもよろしいですか?」
 相部屋の人は、先ほど入浴日なので職員に誘導されて脱衣所へ行った。在室
 を確かめてノックした引き戸を開ける。畳へ上がらせてもらうと膝歩きで、
 レース編みされている上野さんへ近づく。
 「上野さん、……お腹痛いのぉ」
 しょんぼりする私の顔を見ると、すかさずきいてくれる。
 「どうしたんやな?」
 「うん。今日二日目なんですよ」
 「大変やなあ! あたしら、もう枯れてるけど」
 「うん。入浴介助で短パン汚れたらアカンやろ……。なあ紙パンツさ、譲って
 ぇ」
 「そやな、いいで! 持って行き持って行き、ほら!」
 尿もれ用紙パンツを二枚もくれる。着替えに急いで居室を出ようとした私の
 背中へ
 「ちょっと待ちよし!」
 上野さんは部屋の隅の整理棚から紙袋を手に取ると
 「あだっちゃんコレ、食べて頑張っといで!」
 チョコレート菓子の箱を差し出して一粒くれるのだった。

  十五時も回り浴室清掃を終えれば、汗でシャワーを浴びた様な状態になる。
 着替えを済ませて休憩すると、食堂ホールの待ち合いフロアへボツボツ集まっ
 て来る入達の姿。
  午前の時雨で濡れていた中庭の芝生も乾き、薄ら日の傾いてくる廊下に車
 椅子を押す職員が、夕食への誘導を始めて往復している。 
 「おおっ、並んでるなあ! ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニ。かっ
 ちゃんのは、ベンツやな」
 待ち合いフロアに十数台並んだ車椅子を眺めて笑う寮父。この頃から、介護
 は女性の仕事という認識の強かった施設現場に男性も加わってきた。

  国のさまざまな制度改革がなされる一歩手前の、まだ現場で働く者達の実
 態が、厚い壁の向こうにある過渡期であった。




  第二章 「メモワール②」


 「皆さん、お早う御座いますぅ!」
  老人ホームの新館二階、自立した一般の入居者達が住まう棟で午前七時の
 チャイムと共に廊下を通り過ぎていく私の声。
 「おはようさん!」
 居室のドアを開ける斉藤さん、
 「今朝は、あだっちゃんのソプラノやなぁ」
 エプロン姿の似合う彼女は、笑いかけてくれる。
  養護老人ホームとは、介護の必要性に関係なく環境的、経済的に在宅で生
 活することが困難な高齢者を対象としている。主な目的は「養護」であり、
 利用者本人が社会復帰できる支援をするのである。
  シフトの早出出勤は、当時一人体制だった宿直者と協力して午前六時前か
 ら中度、重度の要介助者達のオムツ交換や着替え、食事介助をする。食堂で
 朝食を済ませた人達を居室へ誘導してから、朝礼へ参加するのだ。

 「PM七時過ぎ、新館二階の広瀬さんが寮母室へ駆け込んで来る。同室の松本
 さんが喉に物を詰まらせて苦しんでいると報告。下を向かせて背中を叩き、
 吐き出させる事が出来た」
  朝礼で宿直者は、長い申し送り書面を淡々と読み上げていく。他の職員か
 らの連絡事項が済むと雑談へ入る。
 「いやぁ、松本さんに口開けてもらって喉の奥に笹カマボコ見えた時には、
 ええっ? 二枚舌かな! と思ったわ」
  単独での宿直勤務は、いつも何が起こるか分からない。

 「なあ、ミズノちゃん。今度さ、大津市民会館にNHKのど自慢来るらしいで、
 出てみよか? オーディション。我ら、××老人ホームモップ隊、歌います!
 昭和なつかしのメロディー、松田聖子『赤いスイトピー』」
 「そんな恥ずかし事、あだっさんしか出来ませんよぉ」
  ミズノちゃんは、専門学校の卒業生で去年入社した一番若い職員。小兵力
 士の様な体格で普段から無口なのだが、私といるとたまに「ハッハッハッ!」
 と白い前歯を見せて笑った。
  廊下のモップ掛けを済ませて専属の病室へ戻ると、各人のオムツ交換と十
 数名のベットパットやシーツ交換、衣類の洗濯へ取りかかる。大きな洗濯カ
 ゴを担ぐ私と、廊下で出合う一般棟の斉藤さん。
 「あ、斉藤さん、いつもどうもありがとうございますっ!」
 エプロン姿の似合う彼女は、認知症で徘徊のある人に付き添ってくれている。
  彼女と仲の良い人達も同じ様に、脚が不自由だったり目の悪い人の見守り
 に参加してくれる。寮母が忙しくしている時、自発的に食堂への誘導や食事
 を終えれば一緒に連れ立って、居室まで送ってくれるのだ。午後には、多目
 的ホールの長机に次々と運ばれてくる洗濯物を、数名でせっせと畳んでくれ
 る。
  私達からすれば、どれほど助かっていたか分からない。いつも頭を下げて、
 感謝を伝えるのだった。

 「新館の二階て、また部屋替えあるみたいですね」
  居室は相部屋なので、相性の問題も生じてくる。
 「揉めてんのよぉ。永田町」
 「また⚪︎⚪︎さんと△△さんの派閥ですか?」
 一般棟の入居者さんの入浴日には、午後に業務の合間をぬって担当する入達
 の措置台帳へ、日々の記録を書き記すのである。当時、寮母室にパソコンは
 設置されていなかった。
  旧館の寮母室の片壁を埋める高い二台のロッカーから、私は分厚くなって
 いるB5ファイルを数冊抜き出しドカッとデスクへ置く。机上に積み重ねる措
 置台帳の『寮母日誌』へボールペン走らせていた五十代の先輩が、その手を
 止めて私に話す。
 「あだっちゃんなぁ……分からんやろけど。二階、ドロドロやで」
 「ドロドロなんですかっ?」
 見開く目に声も大きくなると
 「そうや。あんた、まだ知らんでいい世界や」
 先輩の真顔は、それ以上を語ってくれない。
  私など若手職員は、介護業務に明け暮れる。そして四十代以上のベテラン
 が、自立した入居者の一般棟でメンタル面も含めた生活援助へ携わるのだ。

  施設の入居基準は、自立した高齢者であるが入居者の高齢化による施設の
 「特養化」が進み、当時でも市の特別養護老人ホームの入所待機者状況は、
 二百名を超えていた。施設の人員体制は「養護」のままで、深刻化する人手
 不足。
  入居者一人一人の想いや自由な暮らしを尊重したくても、それが理想と
 なってしまっていたのだ。



第三章 「メモワール③」


 「あだちぃ、病院行ってきたんか?」
 「うん、K産婦人科。やっぱり子宮内膜症やて言われたわ。早く結婚して出
 産したら治るってさ」
 「それが、難しいんやんなぁ!」
 「そうそう。先生さ、簡単に言わはるねん」
  午前のお便所掃除を済ませて洗面所で手を洗う私へ、木崎さんは廊下拭い
 たモップを手にしたまま話しかけて来る。
 「彼氏とは、その後どうなんよ?」
 「うん、好きなんやけど。遠距離やしあんまり話も出来ひんし。あたしぃ……
 彼のお母さん好きなれへんねんか。好きでないと結婚て、したらアカンにゃろ
 ?」
 「何言うてんの! あんたっ、あたしなんて、お義母さん大っ嫌いやで! 顔
 も見とないわ。近くに住んでるってのが腹立つわあ。けどな、……うまくやっ
 てんねんて」
 「ええっ? どうやって……」
 「あんたぁ、結婚て、夫婦なるて、そんな綺麗なもんちゃうねんで。あんたて
 無理かもしれへんなぁ……。そんっだけ理想が高かったら」

  館内清掃から旧館一階の寮母室へ戻って来ると、廊下に聞こえる馬場さんの
 憤る嗄れ声。
 「ほっといてくれ!」
 「そういうわけにいかへんでしょう」
 「出て行ってくれっ!」
 馬場さんの居室から出て来た四十代の先輩と入れ替わって、副主任が引き戸を
 閉める。皆はチーママからの連絡事項を確認し、私も病室へ向かおうとした。
 その時、四十代の先輩は、
 「このお膳、下げてちょうだい」
 居室のドアを開ける副主任に呼ばれて、配膳してあった口のつけられていない
 朝食トレイを受け取り、身体を清拭するタオルを手渡した。
 「難しいひとやわぁ……」
 「けどな、あんなん言われたら腹立つわ!」
 寮母室で、チーママと二階を担当する五十代の先輩が、珍しく愚痴る。
  馬場さんは、独り身で面会に訪れる人の姿も無い。集会室でのレクリエー
 ションへ参加した事も無く、ベット部屋に籠りっきり。配膳する食事すら満足
 に摂ろうとせず、嘱託医が点滴の往診をしている。このままでは、痩せてます
 ます動けなくなってしまう。
 「お前らみたいな奴に、世話される自分が情けない」
 俺の世話をするんなら、次長か主任、副主任を呼べ! というのが、認知症で
 はない馬場さんの口癖だった。

  当時の寮母や若い生活指導員では、馬場さんに通院を勧めて臨床心理士のカ
 ウンセリングなどを受けてもらえる様な、精神面で必要なケアを提供する事
 も、出来なかったのだ。

 「このところ……岡本節、もう聞くこと無くなりましたねぇ」
 「仕方ないわよ。薬で……今朝もトロンとした目ぇしてなぁ……」
  この日は、目覚まし時計のアラーム三回で起きられず、お昼にコンビニの
 おにぎりの包みを開きながら、先輩らの話を聞いていた。
 「私らにだけなら問題無くても、他の入居者さんから苦情がくるんやから」
 旧館一階を担当する寮母は皆、この岡本さんから廊下にまで聞こえる罵倒を
 浴びせかけられ、さんざん悪態つかれてきたのだ。
 「ああ、そうかいな! やかましわっ、あほんだらが! あんたみたいな、
 お馬鹿は死んでおしまいっ!」
 彼女の性格だけではない認知症もあっての暴言に、副主任が少し口を慎むよ
 うにと諭しても
 「ハイハイ、そうですかいな」
 まったく効き目は無い。
 「峰子さぁん、お外いい天気なりましたね。どうですか? 朝ご飯、今朝は
 たまご粥でしたよねぇ、美味しかったですか?」
 「そおやね、たまご粥は好きやで」
  私も、いつも彼女の顔色うかがい、ご機嫌とりながら時間をかけてオムツ
 交換させて頂いていたのだった。それでも時には、
 「ああ? なんか用ですかいな? 何しに来たん阿保ヅラして。あんたの顔
 なんか見たくもないですっ! トットと失せろ!」
 居室から追い出されてしまった。
 
  両手を後ろに組む岡本さんは、寮母室の私達を覗き見てしばしば立ち寄る。
 「あのな……」
 で、始まる花壇に咲いている花の事や、好きな和菓子の話などする時の彼女
 は、ニッコリと可愛らしい表情を見せてくれた。
 「お邪魔さんでしたぁ……」
 と、長居もせず居室へ戻って行く。もっと対話が出来ると良いのだけれども、
 なかなかいつもというわけにいかなかった。

  朝礼で感情の起伏激しい岡本さんの言動が報告されると、嘱託医から精神
 薬が投与された。対症療法的薬物投与である。
  胃薬だ、消化剤だなどと言われ飲まされる薬の副作用で、やがては足腰ま
 で弱っていってしまう。岡本さん自身の人格的問題だけでなく、これが彼女
 の寿命を縮めてしまう事になったのだ。

 「はい、どうしたんですか? 石野さん」
  食堂ホールのアコーディオンカーテンは閉まったままで、もう大勢の人が
 待ち合いフロアにいる。私を手招きする石野さんの車椅子へ、膝を折り目線
 を彼女より低くして寄り添う。舌の上手く回らない石野さんは、口籠もりな
 がら優しい目をして、お風呂が気持ち良かったと話してくれるのだ。
  この日、シフトの遅出勤務だった私は、夕食の介助と夜のオムツ交換に携 
 わる。
  石野さんは、私のことを長浜にいらっしゃる妹さんだと思っている様だっ
 た。九十歳近い石野さんにとって、若い私が妹であるという事は……彼女自身
 いつの時代を今、生きているのだろうか?
  食事中に私が、彼女のテーブルを離れ別の人の介助に付くと、食事を終え
 て病室へ戻る時いつも私を睨んで怒るのだった。

  寮父が宿直業務に就いた日の朝礼で、報告された石野さんのオムツ交換時
 の、激しい拒否と抵抗。
 「こんな状態ですわ……」
 彼の腕には、ユニフォームの袖口から見える赤い引っ掻き傷。女性としての
 アイデンティティは、護られなければいけない。
  寮父の宿直日は、石野さんのオムツ交換を行わず。早朝出勤して来た職員
 が、排尿でどっぷり重たくなったオムツを換えるようになった。
 
  帰宅途中でショッピングセンターの薬局へ寄る私は、葛根湯と咳止めの水
 薬を購入する。近頃、風邪の治りが遅くて通院先の吸入薬を使用していても、
 寝入り時と午前四時頃に咳きこんで眠れず、熟睡出来ていなかった。



                        【次回へ続く】



 



 


散文(批評随筆小説等) 鏡像 【改訂】 Copyright リリー 2024-03-16 13:36:12
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