生誕
ひだかたけし
黄色の帽子被り
時の坂道に向かい
遡り走る走る
子らの笑顔叫声、
このアパート一室
狭隘な玄関口に
はち切れ溢れ流れ
点火するこの瞬間に 、
脳髄破裂し
生誕する新たな私、
タマシイもまた
はち切れ溢れ流れ
霊性を帯びて
濃密な紫を踊る躍る!
自由詩
生誕
Copyright
ひだかたけし
2024-02-15 16:48:02
縦