水の如く
レタス

恋は一滴の純水から始まり

甘く
酸っぱく
ほろ苦く

谷をくだり
激しく澄んだ渓流となる

やがて世間の汚れを抱き込み
滔々とした大河の流れとなり
不動の愛に変わる

命終わるときには海に溶けてゆき

輪廻の果てに
また一滴の水となる



                   初出日本WEB詩人会2024.02.10


自由詩 水の如く Copyright レタス 2024-02-10 16:36:04
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