レタス

漂泊の路は白く乾き
振り返ってみれば
足跡は曲がりくねり
彼方に霞み 消えてゆく

あれから幾年いくとせ経ったのだろう

春は桜の花びらに埋もれ
夏の陽はヒマワリを照らし
秋には紅葉もみじが山を染め
冬は雪の花が肩を抱く

あぁ…
眼の前の山脈を目指して
明日もまた
ほとり ほとり と歩いてゆくのだろう









自由詩Copyright レタス 2024-01-28 23:14:52
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