散華
馨
走る少年は
ポケットを太陽で満たし
地球を廻している
祈る少女は
ガンジス河のほとりで涙を流し
海の満ち引きを導いた
(((そらの階段昇っていこう
ほらほら
あんよはこちら
手のなるほうへ)))
月と太陽がであう頃
彼らの笑い声が
明るく楽しげに余韻をなびかせながら降ってくる
それは散華のようでした
自由詩
散華
Copyright
馨
2024-01-22 10:47:06
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