皐月
レタス
風の言葉に誘われながら
月日をかぞえ春を待つ
呪文が解ける若葉の季節
水はぬるくなり
汚れた手のひらを洗い
ソフトクリーム舐めながら
木々の木漏れ日に歌おう
日々の些細な幸せを味わいながら
歩く路は白く輝き
祝福を照らしてくれる
いまはただ重いコートに包まれて
独り武蔵野の森を彷徨うばかり
自由詩
皐月
Copyright
レタス
2024-01-21 22:56:13
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