寒の入り
けいこ

初電話年古る思ひ出語り合ふ

間引菜をあしらふ朝餉明けの春

冬日暮散歩の隣人久しぶり

柑橘の皮干す背ナの冬陽かな

雨上がり雨滴に写る裸木かな

蒼空や身の軽々と布団干す

日替わりや今日は寒鰤買ひきたる

近海に獲れし寒鰤今が旬



俳句 寒の入り Copyright けいこ 2024-01-16 17:50:14
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