送り人の時間
レタス

昨夜
オマエから電話があり
今週末にまた骨を拾うことになった

オマエの父さんは理性と優しさをそなえ
オレを何時も歓迎してくれた

二十歳の真夏日にビールをしこたま飲みながら
ぼくの屁理屈を静かに
ふむふむ…   と聞いてくれた
現実が厳しいことも教えてくれた
時折鋭い視線も投げかけてくれた

94歳の大往生

昨夜はオマエと
止めどなく語り合い

めでたい事と二人頬笑みを交わした









自由詩 送り人の時間 Copyright レタス 2024-01-08 22:32:49
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