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AB(なかほど)
手のひらにのりそうなぐらいに
ちっちゃくなったあたしの夜を
三鷹の空に解き放した
全ての人々が信じるあらゆる神々へ
あなたがたを信じる人々の心を敬います
信じるその心を敬います
飛べるわけでもないのに
いつの間にか
こんなに遠くになってしまった
それが蛍というのなら、
それは確かに儚いものだが
そんなにきれいに消えてしまうものでもない
世界の涙に溶けそうな雪々に
足跡をつけて行く
その足跡もすぐに消えて行く
きりのいいところで
ひとやすみして
寝ることにするよ
今日旅立ったものへ
明日旅立つものへ
降ってくるものに包まれていつかぼくらも
ちょっと散歩してくると言って出てゆく君
その背中にさよならと言って
僕のほうが消えてしまいそうだ
思いは言葉になったり
ならなかったりしながらも育つもので
一生は夢のようです
A train crossing the Milky Way
is
forgotten, forgotten, forgotten
and has gone.