wc

朝ぼらけかすみし山の冬木立
鼓膜に残る響き息の跡

ときはかねときあかねさす井戸端の
夕餉の支度暮れのにおいは

山の中静かに凍る湖が
数億年の冬眠を守る

暖冬に明日、明後日と大寒波
君は知るべくもない10年後の冬

きみのまくらもとへ届く天球図きみがむすぶいつか点を


短歌Copyright wc 2023-12-14 22:11:38
notebook Home 戻る  過去 未来