他人
水宮うみ

空白を書いては行間を読んだ


他人事の一言どっさりと届く


共感が凶器のように押し寄せる


感性のまま完全に風まかせ


はなむけの花束 鼻につく話


餞別に煎餅ひとつ殘しとく


川柳 他人 Copyright 水宮うみ 2023-12-13 17:20:42
notebook Home 戻る  過去 未来