忍び寄る霧
けいこ

ゆるゆると
未知の世界が
忍び寄る

甘いささやきが
ふと蘇っても
そこは遠かった

辿りゆく道は
幾歳月の果てに
行き着いた分岐点

僅かな光を頼りに
自らを支えながら
手探りで訪ね辿る

決して明るくも
昏くもない
未知への道


https://ameblo.jp/kiri1576-yamazakura/entry-12831513375.html


自由詩 忍び寄る霧 Copyright けいこ 2023-12-06 20:06:00
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