クスノキと僕
番田 

木を公園で見る
春は桜が咲いていた
木を通り過ぎる
仰いでいた 枝を
空に 今は
その枯れかけた葉を
幹の 目に 表皮を 
僕はぼんやりと見ていた
木の一生を感じていた
僕は部屋の窓に
僕は触れた皮に
僕は赤の色に
折れた長い枝に 僕は


自由詩 クスノキと僕 Copyright 番田  2023-11-06 01:32:09
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