詩想24〇「神秘うっとり」について
ひだかたけし
この世界という限りない謎を前にして、
「神秘」* として一括りにする感情に寄りかかり「うっとり」棚上げにすな!
この世界という限りない謎 深く深く感じたら、
内から溢れ出る直観思考せよ詩想せよ、貴女貴方が詩書き人である限り。
自ら科学的・感覚的物質的認識を超えていこうとする意志・認識衝動がある限り、
人間の認識能力に限りは無く、それこそが〈進化〉なのだから。
*「神秘」という言葉言語は、
学として自らの超感覚的な直観体験を対象化し概念化した
客観的論理的思考体系として展開され統一される限り、
その使用が許される。
ルドルフ・シュタイナーに代表される『神秘学』 としてのみ。
『神秘主義』 という
更なるこの世界の次元
予感しながら、
感情に任せた主観的混沌体験への自足、
その甘ちゃん駄目さ加減!
自戒を込めて。