つれづれと俳句
大町綾音
吊籠や秋に落として星を見て
十六夜扉を開けて涼し風
きりぎりす鳴くは務めか語らいか
突然の驟雨に惑う飽きの秋
長い夜記憶の底に留めれば
長月のそぞろ夕べに浮き沈み
俳句
つれづれと俳句
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大町綾音
2023-10-05 01:53:01