父親として
日朗歩野

言いすぎたあとは
待つしかない
すでに言葉は

離れて祈っている
あなたの心が
傷ついていませんように

私とあなたは
違うということ

お酒を飲んで
黙って横になっている

明日になるのを
待ち侘びながら
怖れながら

息子を信じるということを
支えとしながら




自由詩 父親として Copyright 日朗歩野 2023-06-12 02:08:24
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