夜想42
ひだかたけし

突き抜け
上昇し沈み込む、
限りなく際限なく

熱に貫かれ 声、
発せるということの
奇跡
歌、うたえることの
有り難さ

意味 以前に 声の言葉の響き在り、

わたしはひたすら浸り耳に意識集中し

取り巻かれ囲まれ内的に体験しながら

突き抜け
上昇し沈む、
限りなく

熱に貫かれ 声、
発するということの
奇跡
歌、うたえることの
信じ難さ

私は未だに知らない、
その根源を

只、響き あり
只、ヒビキ 在り




自由詩 夜想42 Copyright ひだかたけし 2023-04-08 21:04:26
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