かんしょうじま
あらい
コレより先に今
七色に/こんなんばっか
囚われやしない。
殆ど同じ様子に
ギミックもモアレも陶酔する
浮世をうたいくらす
千波丹頂の消息
さて
ワタクシ達は
何も見えてはいけない
かみにしみて
はねのからを
むねにあわせる
くつひもが解けている
本能的な湿地に生きていくと
彼方都会のパノラマ
歴史に消え去るセピアの空
ひいているのは
ピアノとコーヒー
そして警笛と
かなしそうなピエロの
__がわの部分
赤のアネモネに喰われている
運河が 高級車を持ち上げ
スカートの表面を風が塞ぐ
しわあせと
ゆび、祈り折る。
ゆびであがく。
若しくは付け根に 避サる
感情をくるんでいる
生死のさかい
成長のかべ
葉桜とシジュウカラ
が、上機嫌な天に あって。
子供の影が、はしり にげる
シロツメクサの冠が壊れ
大空をとぶのだよ 心臓は。
と微笑むだけ
銃口とつきつけ
梢を繁らせる
石炭をすくいあげ
祝儀をにぎらせる
いったりきたりもする
きいろいバランスボードで
位牌を裏返した僕等は
本当の名をしらないまま
嘴が気を使って
クリップをくっつける
そのように 口止めされ
その手にはのこらないものだよ
この手にはのらないものだよ