夜想22
ひだかたけし

眼差す月光が太陽、
生きている
活きている

この夜陰、



裸の私なんだよ、
はだかのワタシなんだよ、

独り言ち

幻想に溺れないで、
オノレ魂鍛え続け、

「思考によって宇宙の諸事象の流れに合一スル」*

感じる 私は、

何か内で閃く形象

一瞬のこと、

一つの

在ること 浮き彫りに

未知なる次元、
接近し離れる、


時間 消失し消滅し


今の己 ふっと浮き立ち。












*ルドルフ・シュタイナー『霊界の境域』より


自由詩 夜想22 Copyright ひだかたけし 2023-02-23 22:01:29
notebook Home 戻る