空の体
水宮うみ

昔日の月が散って惜しいと思う


神さまはいつも夕暮れ時の夢


晴れた日を青いレターに貼っていた


膕で摑んだボール(或いは月)


空っぽの私ひとりじゃ笑えない


目を瞑るからだ内臓広がって


川柳 空の体 Copyright 水宮うみ 2023-02-23 07:22:31
notebook Home 戻る