闇 深っ
TAT
















君と初めて出遭った時に思ったのは














「あぁ俺のリエちゃんは岐阜じゃなくて京都にいたんだな」








だった













ルドルフ気取りの俺が

棄て猫マガイな俺が













今日まで自分で自分の手首の血管を噛み破らずに生きてこれたのは











あの頃君が俺の頭を



ポンポンってしてくれて



「おしおし。今日はミルク飲めたね。えらいやん。カッコええで」って





俺を褒めてくれたからだ
























































































まぁ頭をポンポンって


性的な意味だけどな


あっはっはw






































































































































俺は今でも思うよ


どうして俺達は別れ別れになったんだろうって



























どうして俺が父親でお前が母親のガキが



イオンモールの床でビンタされたり



クリスマスにファミマのチキンのショーケースを割ろうとして



通報されかけたりしてないんだろうって






























































失ってから気付くなんて
只の大馬鹿者だ











































だがOb-la-di, ob-la-da















































































































































この毎日にゃアクセルしか付いてない









































































































君と初めて遭遇した時に



君が俺をじっと観察し



「闇 深っ!」とまず驚いて





そしてその後







ケタケタと爆笑した






























その瞬間



「さーーん!」と













鈴に似た音色で






















俺の心臓は
抜けないカエシの付いた矢で貫かれた














































あの瞬間を今も懐かしく覚えているよ














































そして多分
生涯忘れないのだろう





いわゆる「一生傷」だ










































































































































あの遠い日の春を今も



































忘られずに














































































































































































































修羅みたいに生きてる























































































ダサいよな


すまん


ダサいよな









































































一応頑張って今も幸せは目指してる
一応目指してる







































































































自由詩 闇 深っ Copyright TAT 2023-02-08 08:24:24
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