和歌 勉強中 1
為作
古文で和歌を詠めるようになりたいです。
ご指導いただけると喜びます。
春がこば つたえたまえし 酢漿の
花よりさきに よつばゆかしと
(春が来るならば 伝えてください、
カタバミの花より四葉が見たいと)
春の田の あぜにおりたる 霜をひやみ
ななくさつめり きみの手まかなし
(春の田の畦道の霜が冷たいので、
七草を摘むあなたの手が愛おしい)
初春の みちのかれはを 踏みゆけば
桂のかほり はつかに甘しな
(初春に枯葉を踏みながら進むと、
桂の甘い薫りが仄かにした)
暮らせども ビルにかこまれ 空をおもみ
和歌よりしぜん ならひながめき
(ビルに囲まれて暮せど、空が重いので、
和歌から自然の習いを眺めている)
冬の木の 枝とかれはの えにしをはなかみ
いまし言の葉 こころもとなき
(冬の木の枝と枯葉の縁が頼りないので、
今の言葉がぼんやりとしている)
歌ふべきに はや鳴らすべき 弦なれど
夜なればかく 口ずさむばかり
(歌わなければならないので、弦をほんとうは早く鳴らすべきだど、
夜だからとにかく口ずさむしかないなぁ)※はや ほんとう/早くの掛け言葉
病み伏せど 夢のなかには いたづらに
すくよかなるは あやしかりけり
(体調が悪く寝ているのだけど、
夢の中では元気なのは不思議だなぁ)