包む空の青に
ひだかたけし
生、次々溢れ
死、粛々と席譲る
いずれ、
私の肉体は破壊され
鉱物界に還る
この清澄な空の青に
苦痛を逃れ清明な意識、保ち
たましい、次なる過程をタドル
こと想い、
いよいよ年の瀬の今日の生を 営む
四散した内鳴る力、集め
包む空の青に
大きく大きく息を吐き
ただ進化の途、認め進み続け
ただ生命の飛躍に身を任せ
熱持ち耐え、半ば諦め持続させ
自由詩
包む空の青に
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ひだかたけし
2022-12-26 11:25:40
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