百年先の孤独
ミナト 螢

もう心から 
笑える日は来ない

大切なものを
失くしてしまったから

それでも
朝が来れば
パンを焼き

その耳で
どこでもドアを作る

お腹なんて
空いていないのに
生きていかなきゃならない

行きたい場所がある
会いたい人がいる

どんな扉なら
哀しみを越えられるかな


自由詩 百年先の孤独 Copyright ミナト 螢 2022-12-24 14:43:30
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