五行歌、暴力と愛1
ひだかたけし

他者と共に
住むことの孤独
ひとり
住むことの
孤独

結局、
それだけなのか
人と人は
出逢い寄り添った
ときの、熱

敵は誰?なのかも
もはやわからない
洗練され尽くした
体制に潜む支配者、
五十四人

肉の苦痛の
波打ち際で
詩想する
己の内なる
暴力と愛

否定の楔
打ち込まれ
私たちはただ
各々の思い、吐露し
途方に暮れ


自由詩 五行歌、暴力と愛1 Copyright ひだかたけし 2022-12-10 23:43:29
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