他称死人
花形新次
自称詩とは言え
やはり若者のものだ
若いから
ちょっと恥ずかしくて
人に見せられないものでも
若気の至りで許される
じじいやばばあは
自称詩人と言うより
むしろ他称死人と言うべき
存在だから
恥知らずなのは若者以上で
見るに耐えない
自分は生きているつもりでも
「おまえは既に死んでいる」のだ
ひでぶーっ!
死人が生を謳歌するんじゃないよ
みっともないから
自由詩
他称死人
Copyright
花形新次
2022-10-29 19:06:06