人間の内包する狂気 夜中の思索
ダンテ カフカ ランボー



ほとんど、すべての人間が、程度の問題はあるが

それぞれ、狂気を内包していると思っている。

めったに外には出ないが、内面には、あると

思う。

狂気なしには、人間は生きられないとも思う。

性格にもよるが、なるべく、内包された、自分の

狂気に気づくべきだと思う。

内包された、狂気、およびそれに近い観念を

追及することが、人生を深めることにもなるし、

また、人生の意味の重要な要素でもあると思う。

そこに、人間の本質があって、人間は

空であることから、辛うじて、免れる。

人生の空や不条理に対応するためには

狂気、およびそれに近い観念が必要かもしれないと思う。

そのことに、一生気付かない、人生も

あるが、それは、幸せなことでもあり、

不幸なことでもある。

それは、環境や、性格によると思う。

自分に狂気が内包されているなんて、思いも

よらない人も、たくさんいると思う。

その方は、それで人生を歩めばいいと思う。

しかし、他人の狂気やそれに近い観念を

軽蔑したり、馬鹿にしたり、差別したり

しないことが肝心だ。

しかし、このタイプの人は、得てしてそうなりがちだ。

しかし、常識とはそういうものだろう。常識人とは

そういう人たちのことだろう。

わたしは、人間は、内なる狂気や悪を、むしろ

意識すべきだと思う。

辛いことかも、しれないが。

それは、真理だから。

多くの歴史が証明している。


散文(批評随筆小説等) 人間の内包する狂気 夜中の思索 Copyright ダンテ カフカ ランボー 2022-10-28 00:58:25
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