夜の船
番田 

寝ようと思う
見るのだろう 夢を
僕は誰かのことを思う感覚で
リモコンをしまった
グラスの氷が溶けた音が聞こえる
深夜 昔 出かけたクラブ
知らない誰かに 僕は
思いを話すこともなく
僕の眺めていたたこ焼きの並んでいた景色を
井上陽水の歌みたいに見ていた
僕は明日は何をしようかと考える
寝ようと思う そして
髭剃りを受け取るのはいつだろうか



自由詩 夜の船 Copyright 番田  2022-10-20 01:23:21
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