天のラッパ
ひだかたけし

ほのかに しずか 迫り来るもの

時間の持続、通り過ぎる人
髪を掻き上げ、白髪落ち

ヴェールに包まれ ただ 在るもの

降り注ぐ瞬間、喋り続ける人
この曇天に、息を継ぐ

どこかとおくの草原で
花、咲き誇り枯れてゆき
街では今日も巨大な鉄塊が
轟音を響かせ往き来する




ほのかに しずか 迫り来るもの
ヴェールに包まれ ただ 在るもの

わたしはひたすら待っている
この曇天に 沈黙を聴き

迫り来るもの、ただ在るもの
天のラッパは鳴り止まない










自由詩 天のラッパ Copyright ひだかたけし 2022-10-16 11:29:00
notebook Home 戻る