時の狼が
瑠王

時の狼についに追いつかれたようなので
私はおとなしく、魂を差し出しました
でもそんなものには目もくれず
彼はただ私の両手を奪っていったのです

そうして、残された足で
私はまた時の狼からの
逃避行をくりかえすのですね


自由詩 時の狼が Copyright 瑠王 2022-09-17 06:10:30
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