いつか、幸せに
秋葉竹






忘れられない歓びに、溺れ、未来を見失う


汚れてしまったあの夜の、ナイフのような三日月


誰も信じない、あの夜天使の抜け殻をみたから


捕まった心、ふりほどきたくなる、しがらみたち


その聖域を、黄色い砂の嵐が踏み躙る、そして夜


いつか、真夜中3時に流れる異国の歌を聴くだろう


だけど真っ白なままで、和紙みたいに破れる夢


いつか、ケラケラ笑って死ねるなら、生きよう


だけど風に吹かれるとふと、楽しい過去を振り返り


ひとりで、生きられるくせに、ひとが恋しい


だれでもいい、私の心を温めてください


泣きそうに祈ってしまう夢をみて、羽根を失った


だれでもいい、私を幸せにしてください、そして










自由詩 いつか、幸せに Copyright 秋葉竹 2022-08-31 23:28:52
notebook Home 戻る  過去 未来