Dear
あらい
アルケミストの受難具を脱出する。切り通された結論は眩しくしなりを帯びた
星が見ている。興味本位で、飛散した風味よい感覚がベールとして
おなじように。
金砂のときを宿した ときとして釘を打ち、足がついた 恋人。
これは真実ではない天秤を手に 鳴りをひそめる。庭に広がるだらしなさが
人影を我儘においた、<最後の歌、私は。>いまいちだった神の息吹を吐き
死に別れた浮名を流した。
『余はタロット、WORLDの夕焼けがさきに生まれて。』
手短なる箍をはめる。目の当たりにした木造の石をわすれなさい。
みずみずしい青葉もまた真珠の繭が響きあい、鏡面の百日草は涼やかに
割木はかたちにまろび、ほころびは残され仮名遣いを迫られる 泥濘の想像力を
ふくらませる歳月は。丘陵に沿って激突し、撃ち間違えた惰眠に置代わり
罅割れた満月の荒々しい定理いっぱいをはじき出す。金平糖が匂い立つような
しがない演技も触れよう、灰のホノオはつんとした花と鈍く惑いを騙そうと