百花の王
秋葉竹



夏の風オレンジ色に塗られてる


うどん屋の暖簾が風で捩れてる


その奥義一子相伝?舌遣い


潮騒の音を枕に眠る宿


傷つかない割れないココロここにあり


紫陽花が濡れる花だと教示され




たこ焼きの青のりつけてでも笑う


あの夏が『ローマの休日』だった部屋


サンダルで階段を蹴る夜は雨


どしゃ降りが気持ちいいほど惚れていた


街灯のあたたかささえ愛である







「勇者を辞めたい悲しみ」に触れたい



麦わらは海賊王になれ百花王は牡丹









自由詩 百花の王 Copyright 秋葉竹 2022-06-09 07:55:43
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