官能の思い出
viraj

春が近づくと、厳しかった苦しみの冬が懐かしく思えるものだ。

私も、昔の淡い思い出を回想していた。

彼女の湿った声が今でも、心に残ってる。

「Tさん。いつまでも一緒にいてね。」

恋愛の思いでって、健常者をメンヘラにする威力あるよな。

世の中の人は、女はくそと言うけれど、

女には、愛する男にしか見せない聖女のようなところもある。

一人の女の中に見たイデア。

彼女は、浮気してた私の、離れていても一緒にいるからね。って言葉真に受けて信じてたので、申し訳なかったと思う。

でも、私の心には、君のくれた愛の思いでは残ってるかな。




自由詩 官能の思い出 Copyright viraj 2022-03-18 20:31:19
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