LGBTQのTなんか存在しない
室町

1.子どもたちを守れ!

おれは女だと主張するマッチョな男性が米国で女子水泳競技大会に出場し、当然のことながらぶっちきりの記録で優勝した。当然これは女子水泳界に物議をかもしている。
もっとひどいのになると米国の女子格闘技の世界に筋肉ムキムキの自称わたしは女という男が参戦して、女性格闘家の生命が危険にさらされているという。
この程度なら関係者以外は笑って済ませられるが、そうもいかない事態が世界規模で生じている。
児童虐待です。
骨の成長に悪影響を及ぼす可能性や脳の発達を阻害する恐れがある臨床試験も行われていない二次性徴抑制剤を男になりたいという女の子や、女になりたいという男の子に処方しょうというのです。
わたしにいわせれば狂気の沙汰です。コロナ騒動のいかがわしさもそうですが、このトランスジェンダー騒動などは世界が発狂したとしか思えない。
冷静に考えれば間違っているからです。

    2.共同幻想としての性自認

LGBTQのT=トランスジェンダーとは「性自認と身体的性が異なる」状態を指すといわれています。
頭では女性(男性)と思っているが身体性は男性(女性)であるというケースがそれにあたるということですが、心的現象としてそんなバカなことがあるはずもないのです。
ちょっと考えてみれば、人間における「女性」あるいは「男性」という意識は先天的なものではなく社会的なものだということがわかるはずです。
おちんちんが付いているとか付いていないとか、そんなことは関係ないのです。一歳児、二歳児にじぶんが女性であるとか男性であるという意識がないのと同じです。自分が男性であるとか女性であるとかいう意識は身体とは関係なく共同体のなかで成長とともに生じる社会意識なのです。男女の身体性の違いから「男」や「女」という意識が生じるのではないかとだれもが誤解するようですがそうではありません。にもかかわらず8歳の男の子が女性になりたいと考えた時、薬品や外科手術を使ってその身体性をつくりかえるなど、トンチンカンであるばかりか悪魔の所業です。
あえてつくりかえるべきであるとすれば、それは身体ではなくその男の子の社会意識の誤謬なのです。


    3.幼児期の記憶

この問題の権威であるウォルト・ヘイヤー氏が1万人以上のトランスジェンダーの相談にのってわかったことは、その多くが幼少時に性的虐待を受けている事実があるということでした。
そうすると男の子ならじぶんのペニスなど無いほうがいい、そうすればいたずらされないと思うし、女の子ならじぶんが男だったらこんなことされないと思うようになるというのです。
ですから、そのような人々の心の悩みに応えることが薬品や外科手術よりも重要だというのです。
これにはもろ手を上げて賛成です。

わたしの知り合いにもじぶんがトランスジェンダーだと思い込んでいた詩人がおり、かれはフィリピンまでいって性転換手術を受けました。ですが、かれは性転換ではなくペニスを削除したにすぎませんでした。冷たい言い方ですが要するに美容整形を受けたにすぎないのでした。
いくらペルソナを変えても、かれは一向に満足することができなかったのです。さらにいっそう不安と焦燥にかられる人生を送ることになりました。
かれの意識における性自認と身体性との違和感は先天的なものではなく社会的なものであったのに、心の治療をする医師がまぬけばかりだから、ちゃんとした心的治療やアドバイスを彼に与えられなかったのです。


    4.世界が発狂している

非常に愚かなことが世界中に蔓延しています。
テキサス州のグレッグ・アボット知事が数日前、2月22日、州の家族・保護サービス局(DFPS)に宛てた書簡で、子どもたちの性別適合治療を「児童虐待」として調査するよう、指示しました。子どもたちの身体と脳機能を守るために非常に的確な処置でしたが、愚かなことに人権団体がそれを非難しているというのです。
トランスジェンダーなどという概念は、主にサヨクリベラルの言説によって流布されているのですが、これはまやかしです。サヨクリベラルのポリコレ信奉者は基本的な心的現象がまったく理解できずにいます。
この問題に生涯を捧げてきたウォルト・ヘイヤー氏はこういいます。
性自認の違和感から身体性を変えようという行為は自傷行為と同じである。性自認の違和を抱えている人たちの言葉を容認するのではなくこう問うべきだ、
「なぜ自分のことが好きでないのですか?」と。
身体性が問題なのではなく彼らは心の問題を抱えているのだからと。

     5.参考番組

https://www.youtube.com/watch?v=JCvdEmVb2TQ









散文(批評随筆小説等) LGBTQのTなんか存在しない Copyright 室町 2022-02-25 07:36:57
notebook Home 戻る