隔離期間につき
ゆるこ
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風呂場の水滴がいやに響く
三日前の飲みかけたサイダーは部屋の隅に追いやられ
隔離された部屋からは
寂しい獣の唸り声が響く
隔離期間は
連帯責任のように押しかかり
社会が全く見えなくなってしまうため
今 私の体は 不安定に 揺れている
無症状は
一秒でも一抜けしたい私にとっては麻薬のような言葉であり
その不安自体がまた水滴のように社会に広がっていく
私を隔離してほしい
精神的に
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自由詩
隔離期間につき
Copyright
ゆるこ
2022-02-18 20:27:29