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ミナト 螢

一緒に過ごした日のこと
もう絵にはならないから
空へ返す時が来た

水色の風で包まれた
泣き顔ひとつ
元に戻せずに

魔法の中で
目を閉じたかった

僕たちは
違う方向に扉を作って
二度と会えなくなった

見える景色も
感じる体温も
新しくて困るけど

君の重さが消えて
僕は転んだ


自由詩 change Copyright ミナト 螢 2022-01-01 13:59:15
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