初詣で
秋葉竹



お正月だけどまだトンネル抜けずに
馬ッ鹿みたいになやんでいる

生きることにさえもはや真剣に悩んでいる
忘れられない鼓動を感じる心臓を持って

忘れられない夜をいつまでも覚えていて
けど幸せに永遠なんてないと思い知らされ

雪降るお正月だからすべてきれいになぁれって
世界きれいな死化粧しろよって

まるでみんなを憎んでるフリしてみたくもなる
なぁ〜んてね嘘だ

ただ朝日を浴びて初詣でに出かける私は
この一年のなにを願えばいいんだろう?

あゝ、そうだ今年からアルコールは断って
コーヒーを飲む夜を過ごすこと

そんな私一人では無理な願いを
神さまに願えば叶えてもらえるのだろうか?

冷たい水で手を清め
長ぁ〜い行列のうしろに並ぶ

凍え切った指と心にハァ〜と息吹きかけてやり
早くお願いをしたいなぁ〜って

お願いすることを願ってるのかハハ
私はもはやこのままでいい

このままでいさせてください
死ぬまでこのままでいさせてください

叶うわけない
馬ッ鹿な願い心にぶら下げてハハ初詣で












自由詩 初詣で Copyright 秋葉竹 2022-01-01 08:56:25
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