自由律俳句「食べられる退屈」(141)
遊羽

 水ひとしずく地面を穿つことなく吹き飛ばされる

 あれもまた賃走のつもりとタクシー夜の街

 穂紫蘇指でしごき指先また匂う

 無くなりし言語を追いかける

 その言葉に意味はあるのかせっせっせのよいよいよい


俳句 自由律俳句「食べられる退屈」(141) Copyright 遊羽 2021-12-12 01:57:02
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