たわわ
あらい
おろしたての極点と銀の手は仮のものと氾濫する
丘の小股をすくい、
山なりの隆起を飛び越して、
うねりもたおらかな、てっぺんを砂上とする
秘められた悪辣な改竄を行う眺望の地に
合掌する沿岸に
足が不自由な 雉の 感度が増し
皮肉っぽいコマネズミの書窓を 聞きかじる
慈雨と
彩雲を
楽天地に
残り香を
口車に乗る天気図を。
寂滅した愛嬌を深みにかぶせる
波音はののしり
人生を 引き締める思惑は 葉擦れ
それとなく水を向ける私は木の股から生まれたわけじゃない
湖心された型に嵌っている。
舗道の剥離 水際立つ夢路への いちまい
/情熱的神がいる場所を強いれる軍人、
挙句の果て熱っぽく血の気がひく無恥、
進む速さを傾ける煩悩、
三日開けずにやってくる綿花、
爪に火を点す自問自答。息が弾む。
泣くに泣けない陰茎、鵜呑みにせよ。/
母のやさしさから。
(不慮)
色彩は豊かな。埒もない老骨
またたく間。暗に言う
突出した強さ。
あなたへの、壱ブ