丸い月を
秋葉竹



《星の山公園》では
夜に
波の音が聴こえて

《友愛の鐘》を鳴らさなくても
仲良くなれる気持ちになれる

一人で
生きて来た訳でもない
一人で
生きている訳でもない

明けない夜を、制止させるな
明けたいのぞみを、加速させるな

あるがままの自分でいいのなら、
それでは、人生って、持ち運べるみたいな?

想いが詰まった、本当、
嘘つきみたいな、歳のとりかたをしたか?

今日、未来が花畑に見えた
けれども、明日になれば、それはわからない
丸い月を見上げたら、嘘のような涙が流れた

一人で生きられない孤独
胸にぽっかり空いた穴に
月は涼しい風を吹かせてくれた











自由詩 丸い月を Copyright 秋葉竹 2021-09-12 17:36:25
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