丘の上
梅昆布茶
閉塞してはいけない
開脚もしてはならない
同じ条件のなかでプログラムするならば
遁走する豚の尻を追わなければならない
複雑なきみはミニマムな自己を取得したかい
僕はきみをいつまでも尊敬しているし
毎日は準備したように波打って僕たちを嘲笑うが
僕たちの進化という乗り物は永遠に無料化されない
何処にも欺瞞はないのだが不条理は遍満している
誰のせいでなくそのまま不条理は歴史と呼ばれる
僕は団地裏の小公園で通年のラジオ体操を
妻とふたりから始めようと想っている馬鹿者
丘のうえのお馬鹿さんで生きて行けたら
あとはたいしたのぞみは無いようにしたいのです