幸せな時間
秋葉竹
カーテンが揺れていた
青い風を運んできて
そのちいさな永遠が
うぶ毛を撫でるしっとりと
もう
起きたらいいのに
清らな嘘をついてもいいなら
ずっと君とこうしていたいんだ
朝日が優しくかがやいて
ふたりの記憶をキラキラと
かき混ぜてくれている
神さまの贈り物みたいな時間
すこし空気がさみしいのは
幸せすぎるから
自由詩
幸せな時間
Copyright
秋葉竹
2021-07-29 05:33:19