夜明け前
唐草フウ



海の近くに住むって、憧れる
という人
潮風に纏われ
足は筆になってもつれる

不老不死の
いっぽんみちを
歩きつづけたら
捩じれていった

ふくれる心臓
ぽこん
理由はなく

蛯のような
おえつ
噴き出す丈











自由詩 夜明け前 Copyright 唐草フウ 2021-07-04 14:00:34
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