帰る場所
こしごえ

体を失った魂が、
どうなるのかは分かりません。

私のこころは
私のこころを
じっと見つめて思う……
そう、
(宇宙の魂と私の魂は今もつながっていると思う)
(地球自体にも魂があると思う)
(全ての魂それぞれもつながり合っていると思う)
魂といういのちを愛する

道端に咲いている花は
よろこびを生み、
よろこびはほほ笑みを生む。
このほほ笑みはよろこびに帰る。けれど時に
ほほ笑みは帰ることができないで迷子になる
ほほ笑みはこの時に悲しみを覚える。
それでも
花の魂が迷子のほほ笑みをさがして見つける
なぜなら花はほほ笑みだから。
そうしてほほ笑みは花に帰る

帰る場所があるということは幸せだろう。
ある意味では、
自分のこころの奥に帰る場所がある。
たとえば、
こころのなかの
大切な存在に帰る。

体を失った
先祖やあの人や鳥や犬や猫などの
みんなの魂が
ありがとうに帰り着いているといい。

みんなへ ありがとうさま



自由詩 帰る場所 Copyright こしごえ 2021-03-01 10:45:03
notebook Home 戻る  過去 未来