リモートワークのつかのまに
番田
誰もいないような耳にささやき声がする
ラジオと 狭い部屋の中
買ってきたばかりのカップで 冬の日
僕は チョコレートをかじっている
窓に夕暮れを見つめながら
チョコレートをかじり そして 眺めていると
ラジオの言葉が 暖かく 聞こえてくる
紅茶をすする音で 耳は 満たされていた
自由詩
リモートワークのつかのまに
Copyright
番田
2021-01-21 01:12:28
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