春の舞
ミナト 螢

溜め息が
花びらを散らす
咲き始めたと思った矢先に
壊れていくから 
大事にする時間が足りない

どんな言い訳も
しがみ付いては離れずに
淡いモヤの中で包まれた
あの頃の夢みたいに
少しずつまた眠たくなる


自由詩 春の舞 Copyright ミナト 螢 2021-01-16 13:52:24
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