アふリカ的段階へ
一輪車

日本のメディアは伝えないが、今、ワシントンに向かって全米から数百万の国民大衆がぞくぞくと集まりつつある。
それが何を意味するかはさておいて、

米大統領選挙の、野蛮というよりむしろ吉本新喜劇のようにおおらかでオープンな
不正の横行を見聞きしているうちに、
これはアめリカも、とうとうアふリカ的段階にはいったなと確信するにいたった。
「アフリカ的段階」という概念についてはネットでググってもらえばわかるとおもいますが、
要するに文明は時間軸にそって直線的に進歩、進化するものではないという考え方です。
わたしも、きのうまではそんなことはないだろうと思っていましたが、米国のむちゃくちゃを見ていると
"こら、ほんまやで"と思うしかなくなってしまった。
ほとんど喜劇としかいいようのない米国大統領選挙。
投票数の異常、投票率の異常だけではない。赤塚不二夫のギャグのような世界が展開しているのだ。
死んだ人が生き返ったり、民主党に投票する人だけの専用投票所が出来ていたり、あるいは
投票権のない人のために投票所で即座に運転免許書を発行したり、投票用紙が米国が定めた規定のものでなく
中国で印刷した規格外のものであったりと.......もう、いちいち腹を抱えて笑うようなデタラメが、
真顔で横行しているのだ。
正気な人にしてみればまるで白昼夢をみているようだっただろう。
なぜなら、そのような不正を警官も取り締まらないし、裁判所も相手にしない、
それどころか州政府長官や知事が黙認しているのだから。
なにより世界的に信頼のある主要新聞各紙が
この選挙を不正だという人たちは「頭がおかしい」と連日非難するのだから
いったい世の中どうなってしまったのだろう? と首をかしげるのも無理はない。
わたしは一人のつましい生活者としてこのような事態(世界人類のアフリカ的段階への退潮)に憤慨しているが、
一方で、”一文学青年"としては、こらおもろいことになってきたで、こんなめちゃくちゃな時代をこの目で拝めるなんて
長生きした甲斐があったというもんや、さあ、カビの生えた餅くらってでもええさかい、とにかく生きて
この時代にしがみついて、
「サルになった人類の狂気の行く末しっかりこの目に収めまっせえ」とわくわくしている。

無国籍巨大企業を手中にする財閥富裕層はダボス会議なるものを毎年開いて世界をどうするかについて
議論しているが昨年は"グレートリセット"という標題が採択されたとか。
どこがグレートなのか知らないが、
リセットには賛成だ。
人類のこの2千年の叡智はすべていったんご破産にするしかない。
アメリカのあの愚かさ、中国のあの愚かさ、そしてその愚かさを批判できないどころか
養護するリベラル知識人、そのなかには日本の愚かで愚かで愚かな作家や詩人、映画監督らも入る。
もう、
こういう連中がおそらく読んできたであろう、全哲学、全思想、全理論、全倫理、
それらすべてをドブに棄てて、わたしたちは一から立ち上がる必要があるのだが、
無理だよなあ。笑
いまのこの現代詩フォーラムをみていても、まるでクラゲがよたよた泳いでいるだけだし、

はは、はい、わかりました、はい、わたしは狂人です。異常者です。
はは、無理だよなあ。

いずれにせよ、人類が一丸となって自滅、自害、自殺のほうへこのまま突っ走るか、
ぎりぎり理性を発揮して一歩前に進むかは今夜(正確には7日午前3時)から米国ワシントンで開かれる大統領承認のための
両院議員総会の結果にかかっている。
もし、バイデンが大統領になれば、それは世界が破滅へ一直線に向かうことになる。
サルになるか人間でありつづけるか、人類歴史上、最大の転換点にいまあなたは立っている。






散文(批評随筆小説等) アふリカ的段階へ Copyright 一輪車 2021-01-06 09:25:25
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